2018年12月23日日曜日

少しずつ加速していくストーリー

この動画を観てくれ…。

このライブに行ったのですが、物凄く感動した。
泣いた。
特に願いからの無限未来の流れが良すぎた。

ファンの皆から送って貰った写真がPerfumeに映し出されていくんだけど、
ああ、三人はこうやって皆の想いや憧れを映しながらパフォーマンスして来たんだ、
と思うと無性に感動したし
現代の女性には沢山の役割や可能性があって、
仕事をばりばりやりたい。
子どもが欲しい。
欲しくなかった。
結婚したい。
しなきゃよかった。

ちょうどそういう話を友達としていたので凄く胸に刺さった。
無限未来、今年一番聴いた曲。
サビの振り付け、先は真っ暗でも自分で切り開く、という振りだそう。

20代は人生を変える沢山の事があって(みんなそうだよね)辛い事も沢山あって、
未熟なままで30代を迎える事が本当に不安だった。
自分の事が嫌いだったし、自分自身と上手く付き合えない事が悩みだった。

ただこの数年で、自分は家族や友人に凄く愛されているな、
大好きな人に愛されているのにどうしてそれを信じてあげられないんだろう。
という事に気付いた。

それに過去を振り返ればその時の自分はいつだって若いし
楽しい事も沢山有った筈なのにどうしてそれに気付かなかったんだろう
楽しめなかったんだろう。

いつだって過去と未来にとらわれてばかりだ。
過去の楽しかった事、悲しかった事。
未来への漠然とした不安感。
そんな事に支配されてばかりで今を楽しめていないって勿体無くない?

今出来る事、今側に居てくれる人たちをもっと大切に、真摯に生きようと思った。


おっさんずラブが好きだ

書きたい事は沢山有る筈なのに中々筆が進まない。
取り敢えず今年一番心に残った事から書いていく。

今年私の頭の中を最も占めていたのは「おっさんずラブ」
言わずと知れたヒット作品だ。
元々ドラマは見ないタチなのに何となく観てしまったのが運のツキであった。

何がそんなに私の心に刺さったのか。
単純にストーリーが面白かったのは勿論なんだけど、
”自分の幸せは自分自身が生きていく中で見付けるもの”
というメッセージがめちゃくちゃ心に刺さったからだと思う。

主人公の春田創一は異性愛者で
「ロリで巨乳が好き」
な33歳独身。
ただそれは自分自身が決めつけている形で、実際に好きになったのは
そのどちらの条件も当て嵌まらない後輩の牧凌太だった。

牧を好きになった理由は色々あるかもしれないけれど、
多分単純に一緒にいて心地良く、楽しかった。
喧嘩しても相手を無下に出来ない優しさ、
仕事に対する謙虚で直向きな姿勢、
意外と子供っぽくて怒りっぽい所、

そういう理屈ではなく人を好きになる瞬間がストーリーにちりばめられていて、
他人だけではなく自分自身が自分の幸せの形を決めつけていたのかもしれない。
そうじゃないよなぁ。と気付かされた。

このドラマは視聴率は全然良くなかったのにSNSで反響を呼んでここまでの話題作になったのも、そういったストーリーも、時代を作った新しくて優しい作品だった。

映画化も非常に楽しみ!!

2016年8月15日月曜日

Make A Wish

先日遂に引越しをした。
震災から約五年半。待ちに待った日だった。
荷物を運び終え掃除をしていると、この家に来た時の事を思い出した。
生きているのが辛くてしょうがなくて、終わりの無いトンネルを歩いている様だった。
暗くて、じめじめしていて、一人ぼっちみたいだった。

そんな自分をいつも見守って、励まし続けてくれた友人達と音楽に感謝したい。
「何も実らなかったなんて、悲しい言葉だよ」山口隆が
「辛い事、苦しい、悔しい事は沢山あったけど、無駄な事なんて一つもなかった」あ~ちゃんが
「ここは天国じゃないんだ。かと言って地獄でもない。いい奴ばかりじゃないけど、悪い奴ばかりでもない。」ブルーハーツが
辛くてむしゃくしゃしてどうしようもない時、よく音楽を聴きながら夜の道を無心に走っていた。
音楽はいつも自分に味方してくれる。

今はそんな自分が嘘だったみたいに毎日が楽しい。
「人生のオールはいつだって自分が握っているのよ」
これは私の尊敬するヨガの先生がくれた言葉だ。
言われた時は、そんな訳ないと思った。

でも違った。誰かを憎んで、例えその人が不幸になっても、自分は幸せにはなれないんだ。
そんな当たり前の事に当時は気付かなかった。

この歌を聴いた時、細美さんが
「今だけでいい、自分じゃない誰かに祈って!!」
と言った。
その言葉に無性に感動した。
なんて美しいんだろうと思った。
祈ったって何も変わらないけれど、誰かが自分の為に祈ってくれていたら
嬉しいし、前を向こうって思うよね。

頑張れない事も沢山あったけれど、いつも前は向いていたい。
私の進む道に、故郷へ帰る道はなくても、進んできた道を辿れば、必ずそこに着くのだから。

2015年11月15日日曜日

おはよう、いただきます、いってきます

言う相手がいないのは寂しい。

少し前に”上質な暮らしBL”という言葉が流行りましたよね。
これもその一つだと思うんです。

いとしの猫っけ 雲田はるこ

この作品、実は出たばかりの頃から読んでいたんですが、2巻まで購入した所であまり夢中になれなくて購入をやめていたんです。
先日ふと思い立って小樽編と3巻を購入してみました。

なんだこれは。
めちゃくちゃいい漫画だ…。

今更気付きました。
小樽編を読む事で、
好きな人の側に居られる幸福感
相手の為に何でもしてあげたいと思える優しい気持ち
見守ってくれる周りの人たちへの感謝

なにより相手を好きだと思ったり、好きな人に触れたいと思う優しい気持ちに感動します。
何気ないストーリーでここまで読ませちゃう作品って本当凄い!!!!!!!

雲田作品ならではの人物の骨格にこだわった絵も大好きです。
みいくんってイケメンだったんだな…とか(笑)

2015年11月3日火曜日

友情!努力!勝利!そして恋。

ずっと気になっていた映画を観てきました。

キャストが逆じゃないかとか、色々言われていたけど
私の大好きなPerfumeが
「今年のナンバー1映画はバクマン。!」
と言っていたと聞いて即、観に行きました。

感想としては、
めっちゃくちゃ面白かったです。
少年ジャンプが好きな人、好きだった人みんなに観て欲しいし、
漫画が好きな人にお勧めしたい、
王道青春映画です。

元々原作も好きなんですが、
原作もアニメも映画も、それぞれの形で
机に向かって漫画を描くシーンを魅力的に表現している所が凄い。
あとは結構話題になっているエンドロール、知っていても
「おおっ…!!」
と思いました。

とにかく漫画への愛に溢れた、すごくいい映画でした。
もう一回映画館で観たいなぁ。